五苓散は傷寒論原典の方剤、、本来膀胱気化不利の方剤さらには口喝尿不利の方剤とか言われます。のどが渇いて尿が出ない人に使うとよいが熱中症は近畿です。最近は五苓散は気象病やお天気頭痛に用いられます。私は今外来化学療法の薬で毎日朝頭痛がします。外来化学療法の内服で一日中倦怠感が続きます。梅雨なのでなおさらです。横になるとすぐに30分ぐらい眠れるようになりました。今のお薬は効かなくなったらほかの薬に代わるそうです。付き合う病気だから一生化学療法は続き70歳になるまで限度額は変わりません。朝から前頭部、日によっては後頭部が痛い。化学療法だけで腎臓に負担がかかるので私自身は今は漢方薬は服用していません。気象病・お天気頭痛には五苓散が有名です。五苓散は本来は膀胱気化不利の薬です、気象病というキャッチコピーは後付けです。五苓散の生薬は桂皮だけが温めます。桂皮つまりシナモンで温め水蒸気のように津液を上焦に上げて膀胱から津液を退社するのが五苓散料です。エキスの五苓散は煎じて乾かしパウダーにしてエキス細粒エキス顆粒にします。本来の五苓散は生薬を刻み散剤にしますが煎じているの本来の剤型と異なるという意味で量が付いています。五苓散で今一つの時はクーラー冷えの季節でもあるので津液を増やす甘草が入ってなくて乾姜や呉茱萸は入っている方剤を処方しています。津液の代謝を促進するには温める、気を上げたり下げたりそして回したり気を巡らせるなどいろいろあります。プラス1とマイナス1を足すと0ですがこれによって巡りはつきます。何もしないのではなく結果は0でも足して引いて0になるのは異なります。抗がん剤の点滴が始まりました。infusion-reactionが起こりませんように。