直中の少陰ってご存じですか。漢方薬の風邪薬は葛根湯ばかりではありません。少陰病は六経弁証で太陰病と厥陰病の間に位置します。ふつうの方は太陽病から進行しますから葛根湯・桂枝湯・麻黄湯で普通の方はよいのですが私のような虚弱はいきなり少陰病になります、発熱しません、「ただい寝んと欲す。」倦怠感が強い。脈は沈、沈の脈は病が裏に入っている。ふつうは太陽病の次は柴胡を使う少陽病になって小柴胡湯や柴胡桂枝湯の時期を迎えます。毎日急性疾患では病気と薬が変わっていく。これを出せるだけ、一週間は欲しいです。これでは寝。西洋薬のPL顆粒、大昔は安くてよい薬といわれたが抗コリン作用が強く、副作用が強く開業してから使っていません。ほしいといわれても断っています。漢方エキス製剤は148種類あります。インタネーットで調べ嬉しそうのこれが欲しいという患者さんは損している、日本漢方の一部の流派の医師や薬剤師っが記載した記事をうのみにして保険のルールを守らず漢方薬をください、これはばかげている。うちはそんなのはお断りしています。もっとひどいのは防風通聖散をやせたいから飲んでみたい。キャッチコピーが上手なのはK製薬「あったらいいなを(力)薬にする」。アイボンはいつの間にか高濃度の防腐剤を除きいろいろなアイボンができていた。「あったらいいな」をくすりとし出して私自身凄いなあと思ったことはない。もともとこ。もともとこの会社凄いと思ったが紅麹から撤退、コレステヘルプとか上市するのはOTCでは大切。しかし防風通聖散を診療して最低問診さらには四診合算して処方することは一貫堂の流れをくむ人以外はそんなに多くない。黄芩で肝障害、クチナシつまり山梔子含有方剤は腸間静脈硬化症2つも怖い生薬が入っている。クチナシの白い花お前のような花だった。亡くなられた渡哲也さんのヒット曲のフレーズですがクチナシの実はお持ちの色を付けるのを子供のころ見ました。あの梔子も怖いのです。ご婦人に人気の加味逍遙散には山梔子が入っており漢方薬を処方するのが医療用漢方製剤に本来あるべき姿。最大手のT社でも20位ちょっと。医師も咳止め内から漢方薬で元処方するから出荷調整がかかる。保険診療にはなじみません。私みたいな風前の灯火のような虚な人間にはいきなり少陰病に至り麻黄附子細辛湯ですぐに回復する。私が風邪をひいているの見た人は一昨年まではぼおられなかったと思います。2023年の正月元旦に休日夜間急病センターに出務すると自宅に戻るとゾクゾク食事も食べずに寝てしまった。当時私は朝3時や4時までそして朝起きのは6時くらい寝ていなかった。患者さんには養生を進めながら自身は不養生だった。小太郎漢方製薬さんからお声がけいただき「漢方ちょっといい話」という全国へWEB配信する講演会を第2水曜日に行っており毎月原稿締め切りに追われていました。そして視聴者がどんどん増えてうれしくてうれしくて寝ていなかった。200人近くの方がご視聴くださった。お盆に読経をしてみたが声が出ない。あかんわ。もう住職免許は使えない、医師免許があってよかった。
8月13日の午後化学外来受診。化学療法の薬をいただくため受診しました。前の方が新たに化学療法を始めるようで約30分かかっていた。2から3時間待つのは当たり前。薬は院内の決まりで退院処方では出ない。いよいよ今の化学療法最後の入院です。経過は順調といっても頭痛と倦怠感が続いている。主治医の先生に質問された。なぜ化学療法をする気になったか。もっと進行してからchemoを介しても生命予後は変わらない。CTguided-biopyでaggressiveな細胞が見られた。民間検査会社の検査では末梢血で全く異常なしと出る。内服のchemoを始める日に検査をしてみたが三系統とも何も以上なかった。2つの基幹病院の検査では明らかにおかしい。これも「御仏のご加護」と思って治療を受ける決意をしました。たまたま卒業式と思って行ったCTと血液検査で異常所見が分かり引っかかった。昨年からの異常はすべて解決した。病気に縁遠く休むことが大嫌い。そんな私がおかげで今年になってから休診の嵐。姫路市医師会の●●委員会の委員長と副委員長二つも委託を受けていたのに2期4年のはずが一期2年で終わてしまった。やめときゃいいのに新型コロナの簡易検査を信者さん中心に行っている。8月13日昼前自身の受診前にいやと思ったが信者さんではない方二人が来てしまった。大病院受診は疲れる。あと3人になるとお知らせメールが入ってくる。ホッとする。そして帰ってきて正面に休暇のお知らせを貼って駐車場にコーンを置いてWEB講演会を視聴したらクーラー入れて眠ってしまった。OIIAinsapporo2024・相模原臨床アレルギーセミナー・小児漢方懇話会フォーラムのONDEMANNDを繰り返し見るのが新型コロナ流行以降のお盆の仕事です。子守歌のようにすいすい19時まで眠ってしまった。体がゾクゾクし始めた。金縛りにあったように動けない疲れがたまっている、「ただいねんとほっす」日本東洋医学会会頭として学会を成功された三谷和夫先生が養生せず葛根湯服用しても仕方がないと口を酸っぱくさせておっしゃる。自宅に戻り下着にカイロを貼り麻黄附子細辛湯カプセルを常温で服用。石油ファンヒーターつけてエアコンも暖房にしてじわっと汗をかいた。2時間ぐらいでゾクゾクしなくなったのような急性疾患のような急性疾患で漢方薬出せるだけ多くほしいという人がいまだにいるのが悲しい。漢方薬葛根湯や麻黄湯をより聞かせるには養生と六経弁証とか病邪が今どこにあるかを検討することは非常に重要です。