直中の少陰って

庭に今咲いていますがこの白い花の名前はわかりません

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8月13日の午後化学外来受診。化学療法の薬をいただくため受診しました。前の方が新たに化学療法を始めるようで約30分かかっていた。2から3時間待つのは当たり前。薬は院内の決まりで退院処方では出ない。いよいよ今の化学療法最後の入院です。経過は順調といっても頭痛と倦怠感が続いている。主治医の先生に質問された。なぜ化学療法をする気になったか。もっと進行してからchemoを介しても生命予後は変わらない。CTguided-biopyでaggressiveな細胞が見られた。民間検査会社の検査では末梢血で全く異常なしと出る。内服のchemoを始める日に検査をしてみたが三系統とも何も以上なかった。2つの基幹病院の検査では明らかにおかしい。これも「御仏のご加護」と思って治療を受ける決意をしました。たまたま卒業式と思って行ったCTと血液検査で異常所見が分かり引っかかった。昨年からの異常はすべて解決した。病気に縁遠く休むことが大嫌い。そんな私がおかげで今年になってから休診の嵐。姫路市医師会の●●委員会の委員長と副委員長二つも委託を受けていたのに2期4年のはずが一期2年で終わてしまった。やめときゃいいのに新型コロナの簡易検査を信者さん中心に行っている。8月13日昼前自身の受診前にいやと思ったが信者さんではない方二人が来てしまった。大病院受診は疲れる。あと3人になるとお知らせメールが入ってくる。ホッとする。そして帰ってきて正面に休暇のお知らせを貼って駐車場にコーンを置いてWEB講演会を視聴したらクーラー入れて眠ってしまった。OIIAinsapporo2024・相模原臨床アレルギーセミナー・小児漢方懇話会フォーラムのONDEMANNDを繰り返し見るのが新型コロナ流行以降のお盆の仕事です。子守歌のようにすいすい19時まで眠ってしまった。体がゾクゾクし始めた。金縛りにあったように動けない疲れがたまっている、「ただいねんとほっす」日本東洋医学会会頭として学会を成功された三谷和夫先生が養生せず葛根湯服用しても仕方がないと口を酸っぱくさせておっしゃる。自宅に戻り下着にカイロを貼り麻黄附子細辛湯カプセルを常温で服用。石油ファンヒーターつけてエアコンも暖房にしてじわっと汗をかいた。2時間ぐらいでゾクゾクしなくなったのような急性疾患のような急性疾患で漢方薬出せるだけ多くほしいという人がいまだにいるのが悲しい。漢方薬葛根湯や麻黄湯をより聞かせるには養生と六経弁証とか病邪が今どこにあるかを検討することは非常に重要です。