シラカンバ・ハンノキ花粉症

シラカバは学名になるとシラカンバになります。ハンノキはシラカンバの仲間です。血液検査ではRASTを行いますがシラカンバ・ハンノキ・ブナどれをとってもほぼ同じ結果です。姫路市内にシラカンバ夜半の期はほとんどない。あるのはブナつまりクヌギ・樫の木の花粉と黒坂小児科アレルギー科の黒坂文武先生に教えていただきました。7月に札幌で開催された眼感染症炎症アレルギー学会OIIA(Oはophtthallmoloogy ( 眼科学)、IはINFECTION(感染症)、もう一つIはINFLAMATION(炎症))2024inSAPPOROの中で日本眼科アレルギー学会で南場陽一会長の会長公演は普通のアレルギー結膜炎のお話ではなくまたご自身のマイデータでもなく北海道大学らしくシラカンバとハンノキについての論文からの解説つまりREVIEWでした。ものすごく興味深く10回以上ondemand配信の映像を見ました。明日9月2日でWEB配信が終了する相模原臨床アレルギーセミナーの配信でも昭和大学夜や猪又直子教授の「大人の食物アレルギー」や相模原病院の福富友馬先生・佐藤さくら先生のCOMPONENTのお話サーモフィッシャーのセミナーと重複するところもあり興味深く拝聴いたしました。韓国でもポーランドでも緯度の高い所にはシラカンバ・ハンノキアレルギーは多いそうです。韓国も北海道もPFASは42%です。ヨーロッパでは34%と報告されています。日本ではシラカンバ花粉はは長野と北海道です。北海道では河原にハンノキが茂りシラカンバ花粉飛散の前にハンノキの花粉が飛ぶそうです。PFASといえば今は有機フッ素化合物の発がん性が注目されていますがアレルギー学会ではもともとPOLLENFOODALLERGYSYNDROME(花粉食物アレルギー)をPFASと呼んでいました。PFASは以前はOASと呼んでいましたが最近はアレルギー学会ではPFASです。花粉食物アレルギー症候群と訳しています。汎アレルゲングループ内でのIgE抗体の交差抗原で起こる。その昔はOASつまりORALALLERGYSNDROME口腔アレルギー症候群と訳していました。今はPFASです。シラカンバ・ハンノキアレルギーは札幌に多く北海道では花粉症有病率は15%本州では50%大きく差がある。本州のスギ単独感作はPFASのリスクにはならないそうです。スギ花粉症の方はトマトと交差抗原性を示すというがどおりでトマトを食べると口がかゆくなる人が少ないはずです。コンポネントにもいろいろある。LTPは熱に強くアナフィラキシーの原因になります。過熱しても抗原性が減りません。保険適応になっているGLYM4は大豆でも水っぽい湯葉・豆乳などの抗原です。PR-10プロフィリンは熱・消化酵素で分解される。昔減感作療法といったがアレルゲン免疫療法は今は減感作していないつまり血液中のIgEは治療により下がらない。だから私はシダキュア・アシテアを行っても開始後はあまり血液検査をしません。むしろ開始直後は血液中のRASTは上昇します。シラカンバアレルギーで桃リンゴマメ科で口がかゆくなる方はかなりいらっしゃる。しかしシラカンバの保険適応ではなくアナフィラキシーも起こるのであまりわが国では行われていないシラカンバのSCITでは維持期で有効著効合わせて79%だが全身性副作用が半分近くで起こるためわが国では採算面も含めてどうでしょうか。他にラテックスフルーツアレルギー生ゴムのゴム手袋でPR3やプロフィリン抗原、クラゲに刺された人が納豆アレルギーとか思いもしないことがアレルギーでは原因になる。次に参加する眼科の学会日本緑内障学会です、なんとアクリエ姫路で開催です。ちなみに来年はなんと兵庫県神戸市で開催、兵庫県で2年連続緑内障学会開催なんて珍しい。実はCOVID-19が流行してから学会に現地参加するのは初めてです。しかし2年前に新専門医制度に眼科専門医が移行して2年なんと先日日本眼科学会のホームページで見る38単位たまっていました。これもZOOMやMICROSOFYTEAMSの普及でondemandさかできるようになったおかげです。2023年から病院通いで学会に行くなんて不可能な状態でした、今も感染症が生命予後を決めるといわれいます。私は斜視ではありませんが立体視ができないため顕微鏡を見ても糸が浮いて見えません、外科的なことができません。感染症に罹患しないためうろうろせずできるだけ家にいてWEBで学習し眼科とともに漢方やアレルギーの知識を増やして生ある限り貢献したいと思います。兵庫県南部は降水25mm位で平和でよかった。7月8月の気候が来年のスギ花粉の飛散量を決めるといわれています。日照時間気温は間違いなく飛散させる方向ですが降水量は台風10号以外は兵庫県南西部は少なかった。11月ごろに標本木を見に言ったらどうなっているでしょうか。