抗ヒスタミン薬の骨格

神戸大丸で購入しました

抗ヒスタミン剤と抗うつ薬は骨格が似ています。クラリチンと四環系抗うつ薬、アレジオンと四環系抗うつ薬、アレロックと三環系抗欝薬の骨格はかなり似ています。

アレルギーで内服する薬は抗ヒスタミン薬。副作用が改善されたビラノア、デザレックス、ルパフィンの3剤が上市されもうすぐ10年になります。デザレックスとルパフィンは食事の影響を受けにくいお薬です。適宜増減がルパフィンしかできません。どんなよい薬もたくさん服用すると抗コリン作用が増強される。

抗うつ薬と抗ヒスタミン薬は小区画

新規antihistaminesを服用しないとわかりませんがそんな時どうすれば次の一手はよいか?めくらめっぽうに処方しているのではありません。抗ヒスタミン剤には第一世代の抗ヒスタミン作用だけでなく抗コリン作用が強いつまり便秘や口喝が強い副作用からガイドラインで推奨されない薬があります。それがポララミン・ペリアクチンです。ペリアクチンは古い薬です、食欲増進作用があります。なぜならH1BLOCKERですのでガスターなどの胃薬のH2BLOCKERに近い存在です。ポララミンは私も化学療法前に前投薬として側管から注射していただきますが一気に眠気が出ます。したがって外来化学療法の時は自動車の運転禁止のようです。三環系のオロパタジンつまりアレロック®エピナジオンつまりアレジオン®特にアレロック®ロラタジンつまりクラリチン®デスロラタジンつまりデザレックス®ルパタジンつまりルパフィン®は強力型として大きな役割を果たしてきました。ピぺリジン系のエバステル®ビラノア®タリオン®アレグラ®、ピぺラジン系のセチリジンつまりジルテック®そして光学異性体のレボセチリジンであるザイザル®に変えてみるのも一つの手段です。水虫の薬つまり白癬菌の薬も似たような薬の選択方法が行われています。