アレジオン眼瞼クリームは世界初の経皮吸収してアレルギー性結膜炎を改善する薬です、眼瞼に1日一回塗布します。本来ならアレジオン点眼液のゲル化で一日一回というのが目指すところであったかもしれませんがさらには眼軟膏でもない。クリームは普及するでしょうか。目から直接ではなくあくまで経皮吸収。参天製薬さんにお話を伺う機会を得ました。アレジオン眼瞼クリームの上市で忙しいのかと思ったら3種類のステロイド点眼が日本の工場で作られ輸出されていたそうですが今は物がないそうです。ジクアスLX点眼もめどが立たないそうです。ジクアスLX点眼液はAgNO₃の濃度がちょっと・・・・。まったく出荷再開のめどが立たない。ジクアス点眼液は月2回の出荷で落ち着いたのかと思っていました。米国ではドライアイ治療薬も日本とおおきく異なる。日本にも春季カタルの薬として低濃度のシクロスポリン製剤のパピロックミニ点眼液があります。レスターシス®は日本では発売していないパピロックミニ点眼液よりもっと低濃度のシクロスポリンの免疫抑制剤を使うようです、これはドライアイは炎症であるからです。パピロックミニ点眼液も今はないとか。コソプトミニ点眼液も手に入らない。調剤薬局はいろいろ大変です。昨年から私も休んでばかりで患者さんにご迷惑をおかけし更には漢方薬が限定出荷の次は点眼液が不足しています。MRさんの人員削減も進んでいるようですが日本最大の武田薬品工業が人員削減に取り組む限り他社も続きます、サンテゾーン点眼液サンベタゾーン点眼液は使っていないから無関係ですがフルメトロン点眼液がないそうです。トップ企業で物がないと後発医薬品に大きな影響を及ぼします。薬が不足の状態に対して政府は何かしているんだろうか。漢方薬なんて薬局で買えば大変高いが医療用であれば安価です。3割しか支払わないのと薬価は国が決めるからです。薬価収載後一定年数がたつと特許が切れて後発医薬品が出る。特許は複雑で点眼瓶にも特許がある。15年かけてラオスでクスノキを栽培して幹から皮を取り桂皮を採取する。大変なことだと思います。楽なことなんて何もない。