製薬メーカーのホームページから講演会の参加申し込みするのはどこも似ている。その中でも漢方薬のツムラメディカルサイトは効果のみならず副作用の短い動画がいっぱい閲覧できてなかなか素晴らしい。私は1989年から1992年まで放射線科医でした。その時代に大腸の検査では虚血性大腸炎を比較的多い病気でした。印象深いのは下血で来られた方大腸内視鏡で虚血性大腸炎だったがベースには心筋梗塞が潜んでいてお亡くなりなられたという話を聞き心電図検査は救急医療では大切であると今でも心に刻んでいます。だからめったに使わないが12誘導の心電図は隠している。虚血性腸炎と腸間膜静脈硬化症って同じ病気なのかどうなんだろうとずっと心に刻んできましたが昨日薬科部講演会で昨年に続き優秀なツムラ学術さんのご講演を聞いて漢方薬の副作用のお話がツムラメディカルサイトに詳述されているというので検索してみました。学術さんのお話で興味深いのは偽アルドステロン症は甘草の容量依存性があると薬剤師の先生のチェックポイントになっている芍薬甘草湯が最も多いがなんと2位は抑肝散だそうです。甘草含有方剤ではあるが多くはない。肝臓と甘草が患者さんはわかっていないことが多い、メモに漢字を書くようにしている。私は抑肝散よりも抑肝散陳皮半夏を押しています。ツムラメディカルサイトはツムラさんのホームページですが他の漢方メーカーとは異なり副作用について詳述しておられます、さすがTUMURAさんLEADINGCOMPANYです。さらに4大副作用の偽アルドステロン症、間質性肺炎、肝障害、腸間膜静脈硬化症についてPDFで更にはさらには動画で藤村杏34歳、奈良県出身、MR歴10年、好きな言葉自然と健康を科学するですと自己紹介する動画が印象深い。TUMURAの創始者の津村重舎さんが奈良県出身とかツムラさん私のところには年末も年始も2月になってもお越しになっていないが何も困らない。このホームページ素晴らしいから、人に会えば会うほど感染症RISKが上がる、のどが痛いから漢方薬といわれたら今の私は簡易キットかマイコプラズマPAか何か行うようにしている、いやなら他所をすすめているしみんな帰っていく。講演会の案内はHPで申し込みできるしホームページ内に直通メールがあるしいいねえ。注腸検査では乗腸間膜静脈硬化症は右側結腸に好発するつまり右側のおなかが痛くなる、THUMPRINTING(拇指圧痕)がみられるのは昔から同じです。私が眼科にトラバーユしてから腸間膜静脈硬化症という概念は確立されさらには山梔子含有方剤を内服している人が83パーセントと非常に多いことが分かっている更に5年以上服用が92パーセントとRISKが上がる、漫然投与に注意がいる。更年期症候群でHOTFLASHや怒りの感情の方に黄連解毒湯や加味逍遙散を多用するが抑肝散よりも陳皮・半夏で下向きのベクトルを強くする抑肝散陳皮半夏に時々返報するようにしている。今日、注意喚起されているそうです。放射線科で時期にご一緒に研鑽したのが毎月漢方のご講演をしてくださっている大公大の核医学の准教授である河辺譲二先生です。今回は経絡治療のお話でした。朝8時30分から今日も貴重な講演をしてくださった。3月は休講の予定だったがなんと基礎のお話をしていただけるそうです。先生は非常に丁寧なご診療をなさっているようで診察の中に鍼灸を取り入れられているそうです。私も大昔一時神戸の三宮の鍼灸学校に月曜日の診療終了後に若い学生さんに交じって授業を受けに行っていましたが一度も患者さんに針を施術したことはありません。お金をいただくと混合診療になってしまうから無料だと持ち出しになる。いまでこそ遠方からお越しいただきますがかつては基礎疾患として糖尿病がある人ばかりの専門病院だったから可能したら困るという危惧もありました。自分自身に施術するのみです。昨日は14時からアレルギーの公開市民講座、15時30分から薬科部講演会、いつも16時なので時間を間違えて残念、今日は8時30分から河辺先生10時から水鳥先生の子供のASDの漢方治療のお話では子供に大柴胡湯去大黄ちょっとびっくりしまし昨年のお話の延長でした。自閉症スペクトラム(ASD)は3歳までにこだわりとか社会性の障害などの症状が出そろうそうです。神戸から名古屋までASDの漢方治療を求めて通われたお母さんもいらっしゃる小さな子供は薬が漢方薬しかない。木曜日は伊賀文彦先生の補中益気湯のお話、金曜日は麻生飯塚病院の井上先生の頭痛眩暈のお話を聞きました。毎日コツコツと生きていこう。