八味地黄丸を麻杏甘石湯と組み合わせてアレルギーにもちいることは系統中医学では20年以上前から当たり前でした。麻杏甘石湯は麻黄で深いところから重厚に引っ張り出す、杏仁で肺を開き石膏で粛降する方剤です。八味地黄丸で皮膚病は温めてはいけないという考えは強いと思います。代表はステロイドホルモンの外用です。非ステロイド鎮痛薬のロキソニンやステロイドのプレドニンは炎症を取るつまり冷やします。第6期関西系統中医学講座症例分析編10回でで八味地黄丸合麻杏甘石湯を用いた症例があった。仙頭正四ご著書でもご講演の中でも八味地黄丸合麻杏甘石湯を「アレルギーの万能薬」として押し活をされていましたがその理由がご講演のなかで登場しました。札幌の東洋医学会でのご講演で「温めてはいけないアトピー性皮膚炎」に桂皮地黄麻黄等温薬を使わないことが多い中ご発表になったことをお伺いしました。なるほど。確かに腎を治療することは皮膚でいうと深いところ真皮を治療します。麻杏甘石湯は江戸時代から痔核にも用います。ただ八味地黄丸を飲めない人は少なくないという私もお二人の日本漢方こほうはの医師から八味地黄丸それも保険適応外のものを含めてつまり熟地黄の方剤も試しましたが胃が重くなりました。年行ったから今なら服用出来るかもしれませんが。麻黄も何かと副作用が起きる人がいます。麻黄といえばアレグラFXプレミアム®という市販薬はなんとプソイドエフェドリンとアレグラの配合薬で保険薬のディレグラ®と同じものです。効果はありますが漢方薬の麻黄のプソイドエフェドリンとその量が段違いに多いのでご注意ください。アレグラFXはアレグラそのものですがアレグラFXプレミアムはこんなものOTCで売っていいんかいと思います。第7期関西系統中医学講座もおおむね第4日曜日に開催されるみたいです。また世界遺産姫路城マラソンの日でしょう。昨日姫路城マラソンの交通規制の影響で朝7時5分のバスはすいていましたが7時40分のバスは姫高北口あたりから満席だったそうです。8時以降16時までバスはありませんでした。以前なら宿泊でしたが高いし開いてないし。あきらめ。昨日は終わってから高槻の子供のところに行って松坂屋でお買い物そして外食いつもながらどこもよく混んでます。いまは大学の図書館が土曜日日曜日でも解放されており図書は借りれないがカードで自習できるそうです。高槻市駅のコメダ珈琲に行ったら奥のほうは自習の学生さんでいっぱい。高槻でも大阪王将や豚丼屋さんが閉店厳しい時代です。帰りのバスはさすがに空いていました。