
抗ヒスタミン薬には第一世代、第二世代そして第三世代(第二世代後半)と分類されることが多い。わが国では1946年に第一世代抗ヒスタミン薬に分類されるレスタミンが発売になっている。わたしの抗がん剤の💉前には同じ第一世代抗ヒスタミン薬であるポララミンI.Vでした。INFUSIONREACTIONの予防ですが眠くなってバイタルチェックが煩わしく思えるほどうとうと。第一世代鎮静抗アレルギー薬は鎮静作用が割るい、さらには抗コリン作用が悪い。のどが渇く、排尿障害などよく聞くが副作用が強かった。大本は精神科のお薬からの転用されたものでした。これが今でいう第一世代抗ヒスタミン薬の走りです。1983年以降はカルボキシル基やアミノ期を付けて水溶性にして脂溶性のBBBを通らないように工夫してあり、第二世代抗ヒスタミン薬になっているようです。レミカット、ダレンなんてすごく眠くなるけど聞きますとMRさんに教えていただきました。いまはパッチになりアレサガテープとして用いられてもやはり眠い人がいるようです。これはなんとジアゼパム系だそうです、私はいまだに使ったことがありません。アレジオンは眼科ではすごい薬のように思われている確かにインバースアゴニスト作用があるそうですが1994年発売で先発品は今なお高薬価でお高い。ここからは私の歴史です、第三世代あるいは第二世代後半は構造式からも分類できる。アレグラその改良型のビラノアそしてタリオンのピぺリジン骨格を有するものジルテックと光学異性体のザイザルは三環系の骨格を有するものさらにはクラリチンそして改良型のデザレックスさらにはそこから派生したルパフィン、アレジオンさらにはアレロックなどはピぺラジン骨格を有します。今年は2025年ですが2年後には発売時に姫路市薬剤師会で薬剤師の先生方を相手に僭越ながらアレルギーのお話をさせていただいた思い出の深いお薬であるビラノア錠の特許が切れている。私自身は癌になり思うに任せない日々を送ることになりましたが早いものです。4月後半の木曜日の18時半からだったがもしももしも患者さんがお越しになったら眼科学校検診の用紙を持参した子供さんが来られたら大変ということで30分話題提供そして19時から「今どきのアレルギーの話」という話題で90分近くお話させていただきました。納豆アレルギーやマカロンのアレルギー、αGALアレルギーなど10年前なら画期的なお話で我ながら白熱して終わらず20時30分を超えてやっとTITLEが良かったのか多数のお断りが出て超満席の大盛況でした。私の人生で一番盛況な講演会でした。終わった後も迎えの調剤薬局の店長さんや知り合いの薬剤師の先生が前までお越しくださった。あの頃は若かった。子供達の塾の迎えに商工会議所から歩いて姫路駅に向かってPICKUPして一緒に帰ったのが思い出です。阪神淡路大震災の年から診療を行っていますので姫路に帰ってきてちょうど30年です。30年前の今頃は兵庫医大眼科オープンカンファレンスで発表しました。ちょうど姫路で眼科でご開業の意志が参加されており高級車で姫路まで連れて帰っていただきました。震災でまだまだ不便な4月に兵庫医大から姫路の田寺まで送っていただきとてもうれしかった。