四診合算というけれど

ユメサキイチゴの季節になりました

漢方薬の処方に四診合算していないとホームぺーのGoogleに書き込みがある。確かに腹診はしてません。四診とは望診・聞診・問診・切診を指します。四つの診察で得た情報を合わせて弁証する四診合算といいます。弁証に対して弁病という診断方法もある。マスコミやインターネットの力で「四診合算」という言葉が当たり前のように登場するから四診合算という書き込みがあるんだと思います。大阪で今年は日本東洋医学会総会が開催される。会頭の三谷和男先生は問診が重要で舌・脈・腹診は最後の確認で矛盾がないかチェックすると以前おっしゃっていました。一番大事なのは問診、そして問診表の記載内容で方剤が決まりますという医師もいらっしゃる。今まで腹診なんてしたことない。見学させていただいたことは何度もありますがすべての兆候がおなかに出るというのは納得いかない。圧痛点で処方が決まるというのに納得いかない。腹診は日本漢方でするものだから系統中医学でも講演会に登場しない国際中医師の試験でも出題はない。すべての病気がおなかに異常が出るわけではないと思っています。漢方といっても世界の主な潮流は中医学。中国は国家として莫大な投資を行っているようです。東アジアでは中国以外にも韓国には韓医学、台湾には台湾の伝統医学、日本には日本漢方と独自に発展している。日本がODAで渡した多額のお金もひょっとしたら伝統医学が世界の主な潮流になるように政治活動に使われているかもしれない。漢方診療を求めてを求めてどなたかの紹介ではなくインターネットでホームページをご覧になって初めておこしにくださる方にはユニークな方がお越しになる。医療経済的には疑問が残る。インターネットの普及によりおなかを触る、脈を診る、舌を見るなど問診以外の情報について患者さんは興味深い。多くの医療機関では中国人も爆買いする優れた日本の漢方エキス製剤を用いて手帖を見ながら漢方エキス製剤を処方する。ところがテレビに登場する高名な医師はベッドの上で患者さんに西洋医学と異なり膝を立ててくださいと言っておなかを触る、中国では腹診はしない。日本では方証相対といってこれがあるからこの方剤で行きましょうとなります。あるいは条文にこう書いてあるからこの漢方薬を服用してくださいとなる。中国では長い時間、脈を診ていることが多いようです。ここは日本です、中国では儒教の教えから肌を見せることに抵抗があり腹診はしないことが多い、腹診は日本で独特の進化をとってきたとされる。またおなかの病気でも中国人の中医師は決して腹診はしない。脈を長い時間みている。儒教の考えの影響と聞いている。中国は中医学を世界標準にしようとつまりISOに登録しようと中国政府がお金をかけて画策している。わが国では漢方薬の保健削除が長い間問題になっている。日本は医療費抑制策で西洋医学のお薬が効果ないから漢方薬を使っているということもある、患者さんのニーズが高いのも漢方薬。新しい抗がん剤と比べたらものすごく低薬価な漢方薬であるが4月の薬価改定で薬価が上がると聞いている。原料費・燃料費どんどん上がっているんだから当たり前のことですがそれでもまだまだ安い。マスコミの影響で私は虚証ですか実証ですかどちらですかと聞く方がいらっしゃるが日本漢方にはなんと中国伝統医学にはない虚実中間証という日本にしかない証がある。中医学では体力は関係ない。テレビでマスコミで虚実をまず見て方剤を決めるとかいうものだから虚実が簡単にわかると思ってしまう漢方ファンがいらっしゃる。虚証と実証という用語も日本漢方と中医学では全く異なる。これは江戸時代に鎖国をして明治時代になり医学は西洋医学漢方ファンには一部熱い思いの方がいらっしゃるアトピー性皮膚炎には今は高額だが非常に炎症を抑える生物製剤が数多く登場している。インターロイキンをどこで止めるかLEVELです。ステロイドの外用が嫌な方もやっていることは炎症を強力に抑える。