私の化学療法のお薬はCYP3A4代謝です。CYP3A4代謝で重要なのがフラノクマリンです。柑橘系でもフラノクマリンが多いもの少ないものがあります。CYP3A4は肝臓次にに小腸に多く小腸にはP糖タンパクと呼ばれる薬物排出トランスポーターがある。この薬をつまりCYP3A4代謝の薬を内服するともっと言えば一生服用するとなると一生私はグレープフルーツや柑橘系のジュースは飲めないのか?ずっと疑問に思っていました。調剤薬局で伺うのもお忙しそうだしそこで今日から最終入院となった。お話がしやすい男性の薬剤師の先生なので勇気を出して病棟専属の担当薬剤師の先生にご質問しました。そしたらいろいろとDI情報を配布してくださった。フラノクマリンという物質の多寡でCYP3A4阻害に影響します。その資料ではグレープフルーツのような海外から入ってきたものダイダイ八朔にフラノクマリンは多く柑橘系でも日本のカボス・スダチ・温州ミカンなどには少ない。つまりSOURなDRINKが欲しいならスダチジュースが良いみたいです。CYP3A4代謝はビラノア発売時に姫路市薬剤師会の講演会でお話するため勉強したがすっかり忘れている。P糖タンパクってなんだっけ。P糖タンパクは細胞膜上に存在する細胞毒性を有する化合物などの細胞外排出を行うものらしい。つまり薬剤の輸送に関与します。昔血圧の薬とグレープフルーツジュースを一緒に飲んではいけないというところからCYPは有名になりましたがどんどん研究は進化しているようです。新型コロナウイルスの薬ゾコーバやパキロビッドとベルソムラは作用増強のため併用禁忌になっている。明日も天敵INFUSION-REACTIONなく無事帰りたい。そしてあさってからは働きずっと元気でこの治で5年生存率は90パーセント以上明後日からは内服だけになります。。