ヒノキ花粉症に苦しむ4月です。こんなにつらいなら3年から5年頑張ってスギ花粉症の舌下免疫療法を続けてみようとお考えの方も多いと思います。ことしの3月スギ花粉は大量飛散するといわれましたが実は大量飛散したのは2日ほどでした。3月21日からヒノキの花粉の飛散は始まり今日に至っております。明日の雨に期待がかかります。ヒノキ科の花粉症の舌下免疫療法を受けたいとしばしばそして毎年ご相談いただきますがヒノキ科は花粉エキスの抽出すらできておりません、そして鳥居薬品から検査用のヒノキ科の花粉エキスすら発売されておりません。シダトレンが発売になったころはスギとヒノキは似ているからシダトレンはスギだけではなくヒノキにも効くといわれた時代がありました。途中で話は変わりました。ヒノキ花粉症にスギ花粉の舌下免疫療法が効か根拠はというとビラノア®を扱っている大鵬薬品の研究者の方がCha03の発見されたことです。スギ花粉の抗原はCryj1とⅭryj2でヒノキはChO1とChaO2に相同性があると従来されいたことからシダトレン®はスギ花粉だけではなくヒノキ花粉症にも有効とされましたがスギ花粉に相同性を示さないヒノキのChao3を大鵬薬品の研究者が発見されたためヒノキの花粉症にスギ花粉の舌下免疫療法を施行しても無効であるという結論に至ったようです。しかしシダキュアで絶歌免疫療法を行いヒノキが良くなった方がたくさんいるのも事実です。

