その他診療

プラセンタ注射

プラセンタの生薬名は、メルスモン®、ラエンネック®で保険適応となる場合があります。

プラセンタはヒトの胎盤で紫河車という生薬名があります。

[性味と帰経]甘鹹温で肺肝腎に入ります。
[効能]補精・補血・益気
[応用]

陰虚火旺の証には単味で用いない。
単味で用いれば男女一切の虚証に適用となる。
胎盤は血内精血のものであるから気血を大いに補う。

プラセンタの蓬莱作用

  • ① 自律神経調節作用
  • ② 免疫賦活用
  • ③ 抗アレルギー作用
  • ④ 基礎代謝向上作用
  • ⑤ 疲労回復作用
  • ⑥ 血行促進作用

「更年期障害」プラセンタについて

更年期障害の治療法としてプラセンタ療法を紹介しているパンフレットがご覧になれます。

更年期チェックシートもごいざいます。もしかして…とお思いの方はチェックしてみてください。

※PDFファイルが開きます。

プラセンタについて

亜鉛の治療

亜鉛不足の影響

亜鉛は身体の様々な機能を維持していくために必要な成分の一つです。

亜鉛は体内に約2g含まれます。亜鉛は蛋白合成(アミノ酸代謝)に関わる酵素のはたらきに必要なため、不足すると蛋白合成が低下し、免疫機能の低下にもつながります。

食事から亜鉛が不足すると、さまざまな症状(皮膚炎、脱毛、貧血、口内炎、味がわからない、食欲がない、傷が治りにくい、風邪をひきやすい、元気がない、など)が生じやすいと言われています。

亜鉛は性ホルモンの生成に深く関与し、生殖機能維持に欠かせないミネラルとされています。男性では、前立腺に亜鉛が多く存在しており、精子の形成と男性ホルモン分泌を促す効果があるといわれています。

食事から亜鉛摂取

通常、食事から摂取する亜鉛の約2/3は動物性蛋白質に由来します。魚や精製米(白米)やイモ類。および野菜類を中心とする食事では、亜鉛摂取は少なくなることが考えられます。

■亜鉛と吸収

食事の時にビタミンCやクエン酸、リンゴ酸などの酸性の栄養素と一緒に接種すると吸収率が上がります。

睡眠について

漢方診療を行う中でベンゾジアゼピンあるいは非ベンゾジアゼピンをやめてメラトニン作動薬やオレキシン受容体拮抗薬や漢方薬に切り替えたい方は大変多くおられます。

大部分の方は依存と耐性に陥っておられベンゾジアゼピンと非ベンゾジアゼピンから抜け出すことは難しいようです。

ベンゾジアゼピンも非ベンゾアゼピンも同じで依存と耐性が強いと思います。

さらにベンゾジアゼピンと非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬や入眠導入剤を服用すると認知症になるというリスクが確実に上がるという報告が主流になってきました。

1度にやめることは不可能です、また反兆性不眠で却って眠れなくなります。

デパスがささやきます。悪魔のささやきで飲まないと夕方になると不安になり血圧が不安のために上昇します。

デパスは整形外科領域では1日3度も処方されている時があります。

非ベンゾジアゼピンのマイスリーも同じことです。ベンゾジアゼピン骨格を持たない睡眠薬がマイスリーです。

骨格の違いで依存や耐性に関しては間違いなく同じです。

そこで注目されているのはオレキシン受容体拮抗薬です。

今までのベンゾジアゼピン非ベンゾジアゼピンはGABA系に働き眠たくなーれ眠たくなーれと働いていましたが、オレキシン受容体拮抗薬は覚醒系をブロックします。大きく違います。

今や睡眠導入薬は2剤までしか処方できない、同一用量で同一処方は一年以内と厚生労働省は睡眠薬の処方が難しくなっています。

この際漢方薬、オレキシン受容体拮抗薬などを用いてベンゾジアゼピン系のデパスさらには非ベンゾジアゼピン系のマイスリーからの離脱をお勧めします。

眠りのための12ポイント

眠りのための12ポイント上げておきます。

「健康づくりのための睡眠指針2014」から引用

  • ① よい睡眠で心も体も健康に
  • ② 適度な運動しっかり朝食、眠りと目ざめのメリハリを
  • ③ 良い睡眠は生活習慣病予防につながります
  • ⑤ 睡眠による休養感は心の健康に重要です
  • ⑥ 年齢や季節に応じて昼間の眠気で困らない程度の睡眠を
  • ⑦ 良い睡眠のためには環境づくりも重要です
  • ⑧ 若い世代は夜更かし避けて体内時計のリズムを保つ
  • ⑨ 勤労世代は朝晩メリハリ、昼間に適度な運動でよい睡眠
  • ⑩ 熟年世代は朝晩メリハリ、昼間に適度な運動でよい睡眠
  • ⑪ 眠くなってから寝床に入り起きる時刻は遅らせない
  • ⑫ いつもと違う睡眠には要注意
  • ⑬ 眠れない、その苦しみを抱えずに専門家に相談

ヒスタグロビン

人血液由来で血液製剤になります。

管運動性鼻炎、アレルギー性皮膚疾患(じんましん、慢性湿疹、アトピー性皮膚炎)に保険適応があり、皮下注射で用いる。成人では週に1から2回で3回または6回注射してワンクールとなる。

効果を維持するには3から4ヵ月に1回接種します。

1967年発売の古い薬ですがマスコミが取り上げると患者さんが増えます。

遠くからお越しです。

爪白癬

白癬つまり水虫は簡単には治りません。

放置しておくと一家全滅となります。

さらには皮膚から白癬菌が爪に病気の部位をうつし更に難治性になります。

爪水虫の薬を服用して肝機能障害が起きたという人は少なくありません。

内服薬としてはネイリン、外用薬としてはクレナフィン、ルリコンなど新しい薬が出ています。

効果的にはネイリンが強力ですが肝機能障害を一度経験すると内服を拒否する人が多いのもわかります。

皮膚科

尋常性ざ瘡

皮膚科ではなくアレルギーの診療をしていますが一部の漢方エキス製剤が2017年のガイドライン改定で掲載されているため尋常性ざ瘡つまりニキビの診療も行ってます。

ニキビは青春のシンボルではなく病気である。したがってしばらく通院が必要であるが特に最初の2週間さらには1ヵ月が非常に大切な時期です。

ニキビの皮疹が半減するには3ヵ月ははかかります。

外用抗菌薬による耐性菌が増えたため過酸化ベンゾイルとアダパレンが使えるようになりました。

これらの新規外用薬で赤く乾燥する副作用はかなり多くの方に見られます。過酸化ベンゾイルはアダパレンよりもより多くの副作用が見られます。

過酸化ベンゾイルアレルギーは日本人の3パーセントにみられます。

刺激反応は40パーセントにも見られます。アダパレンの過酸化ベンゾイルと異なりアレルギー反応は少ないが皮膚刺激症状は80パーセントにみられる。

アダパレンと過酸化ベンゾイルの登場により炎症性皮疹・非炎症性皮疹のいずれも治療可能になった。

漢方薬には錠剤やカプセルがあります。

ニキビでお越しの方はエキス顆粒を服用できない方がほとんどです。

じんましん

蕁麻疹の中でアレルギー性じんましんは広島大学の研究でわずか5パーセントしかないことがわかっています。

難治性の慢性じんましんはゾレアの保険適用も出来ましたが何せ高額なお薬です。慢性じんましんになると患者の了解を得たら漢方薬を併用しています。

薬から離脱できる人は確実におられます。

眼瞼の接触性皮膚炎

接触性皮膚炎は全身どこにも生じます。

私のところは眼科のアレルギーということでまぶたがかぶれる方が多く来院されます。

一部は目薬かぶれ、多くは化粧水かぶれです。

化粧水30年変えてないのにそんなはずがないと否定されます。アレルギーとはそんなものです。

同じ成分に接触を続けると感作され優しいはずの化粧水にかぶれて真っ赤になります。

命の次に大事な顔の一部まぶたがかぶれます。

生まれた時から花粉症の人はいません。

優しい化粧水も毎日塗布すればかぶれます。

その他

睫毛貧毛症のお薬にはグラッシュビスタがあります。

まつげエクステで接着剤で目が真っ赤になった。そんな方にはグラッシュビスタがお勧めです。

毎日液体をまつげに専用の刷毛で上瞼のまつげに塗ります。美容治療なので保険適応はありません。

まつげが太く長くなる人もおられます。

更年期の世代の方が私共では多く使われています。